AHPプログラムを作ってみた

一年ぶりの更新


学校の授業でAHP(Analystic Hierarchy Process:階層化意志決定法)について習ったので,そのGUIプログラムをつくってみた.


AHPについては→階層分析法 - WikipediaWikipediaリンク)


残念なことに評価基準と代替案は3つずつしか対応していない.


以下使い方とかダウンロードとか



[使い方]
プログラムを起動すると以下のようなウインドウが表示されます(1つ.説明のためタブ毎の画像を用意した).

1.「問題」:自分の決定したい問題を入力してください.

2.「評価基準」:問題を考える際に考慮したい評価基準を入力してください(3つ).

3.「代替案」:問題の選択肢を入力してください(3つ).

4.「一対比較」:それぞれの項目に対する一対比較を行ってください.

 一対比較とは一方から他方を比べたときの重要度を数値として決定することです(1〜9の整数,または,その逆数から決定してください).
 逆に他方から一方を比べたときは逆数を決定します.
 同じ物の比較は,必ず1になります.

5.「評価基準」:評価基準についての一対比較を行ってください.
 たとえば,評価基準1が「価格」,評価基準2が「機能」だとして,価格よりも機能を優先するなら(1)に,優先具合にあわせた2以上の数字を入力します.(2)にはその逆数が自動的に保管されます.

6.「評価基準1」:評価基準1について,各代替案毎の一対比較を行ってください.
 たとえば,評価基準が「価格の安さ」,代替案1が「車」,代替案2が「自転車」だとして,自転車の方が車より遥かに価格がやすいので,(3)に2以上の適当な整数を入力します.

7.「評価基準2」:同様に,評価基準2について,各代替案毎の一対比較を行ってください.

8.「評価基準3」:同様に,評価基準3について,各代替案毎の一対比較を行ってください.

9.「最大固有値固有ベクトルを計算する」:そのタブについて最大固有値固有ベクトルを計算します.内部で意志決定に使用するのですが,「結果」タブの「意志決定する!」ボタンで一気にすべてのタブについて計算するので,使用する必要はありません.

10.「結果」:一対比較ではありませんが便宜上この位置にあります.
 5〜8をすべて入力した上で,「意志決定をする!」をクリックすることで,一気に計算をして一番下に意志決定の結果を表示します.
 真ん中のいろいろな欄は,計算過程で生じる数値です.分かる人だけ気にしてください.


[注意]
このソフトウェアをダウンロードおよび使用したことによる一切の事象について,作者は責任を負いません.すべて自己責任であることを了承してください.
バグフィックスが不十分の為,予期せぬ動作を起こすことがあります.
突如ダウンロードができなくなる可能性があります.

[ダウンロード]
AHP.exe (AHP.exe) ダウンロード | nagardjunasのアップローダー | uploader.jp